昨日の続きを書こう。
まず大会スケジュールを書いておこう。
<1日目>
8時10分 集合
8時30分 開会式
9時00分 作業説明(この時に自分の架台をくじ引きで決める。)
9時20分 会場下見 (これは下見となっているが、瓦を葺くための瓦座や瓦桟木を打ったり、瓦の選別をしたりする非常に大切な時間である。ここから競技が始まっているといっても過言ではない。)
11時10分 昼食休憩
12時00分 競技開始
14時15分 休憩
14時30分 競技再開
16時45分 競技終了
<2日目>
8時30分 集合
9時00分 競技開始
11時00分 標準作業時間終了
11時15分 延長作業時間終了(この時間を使うとおそらく上位入賞は無理だ。)
13時00分 架台見学
14時00分 閉会式
集合した時のことや開会式の時のことは、ほとんど覚えていない。
そして作業説明の時間になった。
いよいよ架台の抽選だ。
くじ引きの結果、私は8を引いた。
よっしゃーええ番号や、と思ったのも束の間、架台のほうに目をやるとなんと一番隅っこだ。
観客から一番よく見える架台じゃないか、まいったな。
それからヘルメットと8番のゼッケンを貰った。
作業説明の時間が終了した。
いよいよ会場下見の時間だ。
スケジュールに書いたとうり、瓦を葺くための準備の時間だ。
練習どうりに瓦座を打つ位置に墨を打ち始めた。
(瓦桟木は定規を作って打つつもりだ。)
私がまだ墨打ちを半分くらいしか出来ていないのに、あちらこちらから瓦座や瓦桟木を打つ音が聞こえ始めた。
滅茶苦茶早いやんけ。急に額から汗が滲んできた。
(2日間の競技の間でこの時が一番焦った。)
しかし、予想以上に段取りよく進み、出来ることならやっておきたかったのし瓦の選別まで行なっても、まだ時間が少し余った。
昼食の時間だ。支給してもらった弁当を食べ一服して競技にそなえた。
架台の前に立ち競技開始の合図を待っていると、この業界の偉い先生と目が合った。
「どうや、調子は。」と先生に尋ねられ私は一言「びびってます。」と答えた。
この先生は2月に組合がグランプリ講習会を開催してくれた時に講師として来てくれたのだ。(雪が降りしきる中、西宮まで行ったな。)
そして、いよいよ競技開始だ。
この時間は、一文字軒瓦の合端と取り付けをする非常に大切で気持ちを集中しなければならない時間だ。
まずは補強ビスを打つための穴開けだ。
(この穴開けとビスを締める時のみ電動工具の使用が認められている。瓦の切断は鏨と押し切りのみだ。だいたい現場での瓦の切断はほぼサンダーで行う。鏨なんか時間がかかって仕方が無い。)
武道館の床を傷つけないように配られた板の上で慎重に穴を開けた。
この板の上以外で穴開けを行うと減点になると、作業説明の時にきつく注意された。
一番失敗しやすい右角瓦の合端も上手く言った。袖のたれを少しずつ落としていかないといけない、すがる部分の右袖瓦も上手くいった。
しかしこの後だ、すがる部分の右袖瓦にくっつく一文字軒瓦の合端に失敗し目欠けさせてしまった。
ああーやってもた。
だいたい合端出来ていたのだが、もうちょっと合わせたろと思ってやったのが失敗だった。
まぁええか。
ある程度時間がたってふと気がつくと、どうも私の周りに観客が多い。
どうも私のペースが速いようだ。いい感じだ。
それから観客の方には絶対向かないことに決めていた。
メーカーの営業さんとか知ってる人もいたのだが、そう決めていた。
よく覚えていないが、ほぼ一文字軒瓦の合端・取り付けとすがる部分の袖瓦の合端・取り付けを終えたぐらい(すがる部分の左袖瓦上の一文字軒瓦の合端の途中ぐらいだったかな。いや左袖瓦にくっつく一文字軒瓦の合端途中だったかな。忘れた。)で休憩の時間になった。
練習よりもいいペースだ。
作業が再開された。
残っていたすがる部分の一文字軒瓦を終わらせ左袖瓦の合端・取り付けを開始した。
われながら左袖瓦上の一文字軒瓦の合端は本当に上手くいった。
しかも2回ぐらいの合端ですんなり納まってしまった。練習でもなかったことだ。
ここからはしばらく、少しは楽な時間だ。
しかしこの油断が失敗だった。
練習よりは早いペースで進んではいたのだが、1日目の目標であった地葺きを終わらすことは出来なかった。
自分では油断したとは思っていなかったのだが、後で考えると集中力が切れちょっと一服してしまった。
右袖瓦を取り付けた後に、刀根地になる瓦の切断と、壁際の半端の瓦の切断を終えた後には本当にゆっくりしてしまった事は今でもはっきり覚えている。
練習よりいい出来だったので満足してしまったのだろう。
一日目の作業終了。
後でわかったことだがこの写真を見てわかるのだが、私は片付けをしていない。
本当は作業中断ごとに片付けをしなければならなかったらしい。
もちろん減点の対象だ。
まあそれでも本当になんかいい気持ちだった。
他の選手の出来栄えを見ることも無く、iPodを聞きながらホテルへと向かった。
ホテルの前のコンビニで缶ビールを買い部屋に戻った。
しかし最高に上手いビールだったな。
とりあえず缶ビール2本飲んで夕食に行った。(生ビールを一杯飲んだ。)
部屋に戻り、世界フィギィアで浅田選手の優勝を缶ビールを飲みながら見た。
さあ、明日のシュミレーションをしながら寝よう。
疲れとほどよく酔っ払ったので心地よく眠れるはずだったのだが、全然眠れない。
しかもあちこち筋肉痛だ。
何度シュミレーションしたことか。
おそらく30分も寝ていないだろう。
とうとう朝になってしまった。
まぁええか。
朝食を食べ、コンビニで缶コーヒーを買い「Eat The Rich」を聞きながら会場へ向かった。
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